ハタケニラの不思議

 このコラムはここに収容しようか、それとも「ここだけのはなし」にしようか、とかなり迷った。「ここだけのはなし」に登場するよりは、いくらか関連性のある所の方がいいだろう、と思いここへ掲載した。

 菜園日記で、「ハタケニラの恐怖」というテーマのコラムを書いた(2017年7月から2018年3月まで、6回に分けて掲載した)。1年かけて仮説を実証した大作である(あくまでも個人的で勝手な感想)。自分なりにいい結果が出たと自負はしていたが、世間の関心というものにはそれほど期待していなかった。理由としては、ユーチューブやインスタグラムなどの見るものとは違って、文章にはそれほど関心が寄せられないと思ったからである。1年半で2000件を超えるアクセスがあった。最近でも日に数件のアクセスがある。多い日は10件を超える。

 「ハタケニラの恐怖」は、記載から1年半経っているにもかかわらず、わがサイトでは断トツのアクセス数である。なぜこのコラムに到達したのかが不思議である。通常「ハタケニラ」などという言葉を検索することはない。この言葉を知っていることの方が不思議である。そこで、グーグルアナリティクスを使ってその経路を調べてみた。が、驚くことに、直接「ハタケニラの恐怖」にアクセスしているものがほとんどであった。

 それにしても世間の人は不思議なものに興味を持つものである。もっと面白いコラム(主宰者の個人的な感想)があると思うのであるが・・・。いろいろな分野で、いろいろなことを書いたり、作ったりしていると、自分と世間とのギャップというものを時として感じるときがある。これはいい、これは面白い、と思ったことにほとんどアクセスがなく、何気なく書いたり作ったりしたものに多くのアクセスがあったりする。こういう現象を見ていると、自分と世間、世間の中の自分というものの存在を直接感じることができる。しかし、決して世間に自分を合わせようという気はない。自分と世間の感覚の違いを認識しておきたいのである。

 このホームページは、あくまでも一個人が、自分の好きなことに対して好きなように行動し、思ったことを素直に文章にしたものである。この気持ちは今後も変わることなく続けていきたいと思う。そして、その時々のアクセス数やページビューを確認することの面白さを味わっていきたい。