その34
<34-11>デフレ時代を生きる知恵(小学館文庫編集部)
円安はデフレ・スパイラルを断ち切るために効果的に働くといわれている。
<34-12>デフレ時代の成功法則(長谷川慶太郎)
デフレ時代の市場予測は、インフレ時代とは比較にならないほど難しい。それは市場の主役が、売り手ではなく買い手だからだ。
<34-13>この国を出よ(大前研一、柳井正)
ドラッカーの思想を一言でいえば、それは「経営者はこうあらねばならぬ」というゾルレン(当為)の世界です。
<34-14>食は庭にあり(永田洋子)
畑中正一元京都大学ウイルス研究所所長は、その著書「キラーウイルスの逆襲」のなかで、次のように述べています。「人口が増大し、食糧を得るために未開の地を伐採して放牧や農地に変えていくと、人類が今まで遭遇しなかった未知のウイルスに感染する機会も増大する。21世紀が「感染症の世紀」と称されるゆえんである」
<34-15>職場は感情で変る(高橋克徳)
よい職場、よいチームであるためには、何が必要なのでしょうか。大きく分けて3つの要素が必要です。第一の要素は、1人ひとりがイキイキと前向きな感情を持って、職場やチームに参加できているかどうかです。第二の要素は、お互いを認め合い、支え合い、学びあうよい関係が築けているかどうかです。そして第三の要素は、こうした活動を通じて、自分たちがやっていること、自分自身を肯定できるということです。
<34-16>殿様の左遷・栄転物語(榎本秋)
戦国時代や江戸時代であっても、あるいは現代の企業であっても、「後継者を誰にするか」というのは人事の重要ポイントである。単純に考えれば一番優秀な人間を選べばいいような気がするが、現代のこの階級のない社会でさえ、実際のところ本人の能力よりもそれ以外の要因のほうがしばしば重要になるのだから、封建社会である江戸時代ならば何をかいわんや、である。
<34-17>ヤクザ式相手を制す最強の「怒り方」(向谷匡史)
このことは飲食店でのトラブルに限らない。クレームを付ける相手をワンランク上げ、「悪いのは現場の担当者で、あんたは悪くない」というスタンスで、目の前の相手を真っ向から追い込まず、変化球で攻めるのがコツなのである。
<34-18>安岡正篤人生を拓く(神渡良平)
「人生において起こることに偶然はない。全て起こるべくして起きている。だから受け入れることだ。そこから全てのことが好転していく」
<34-19>「見る目」「見た目」の科学 好き、嫌いの正体(林成之)
医者でも絵の下手な人、字の下手な人は、外科医にはなれません。特に脳外科は空間認知能力と手先の器用さがないと、患者さんに致命的なダメージを与えてしまいます。絵や字が下手というのは、この空間認知能力が足りていない証拠。
<34-20>プロ野球心をつかむ!監督術(永谷脩)
プロ野球監督の源流は、「王道野球の水原」、「機知の野球の三原」、「粘りと商魂野球の鶴岡」の3大監督。「冷徹無比の勝利至上主義の川上」、「熱血と地道なチーム作りの西本」が加わり、東西に分かれて戦いを繰り広げた。
<34-21>なぜベトナム人は痩せているのか(森由香子)
起きてから12時間以内は、食べても太りにくい時間帯です。ダイエットの効果を早く出したい人は起床後12時間以降は何も食べないに限りますが、仕事などで、12時間以内に食べ終えられない人の方が多いでしょう。その場合は、せめて14時間以内に食べ終えましょう。ベトナムの人はだいたい14時間以内にすべての食事を終えるそうですよ。
<34-22>社長、その服装では説得力ゼロです(中村のん)
かつて資生堂、ミキモトといった老舗のイメージが強く、最近では、シャネル、グッチ、エルメス、サルヴァトーレ・フェラガモ、ランバン、カルティエ、プラダなど、高級な海外ブランドの大型店舗が軒を連ね、高級イメージをさらにアップさせてきた銀座の風景を、ユニクロファンが、H&Mファンが、そしてH&Mのならびに位置するスペイン発の低価格ブランド「ZARA]に集まるお客たちが塗り替えていっている。
<34-23>その物言い、バカ丸出しです(梶原しげる)
時々の方が一時より雨の降る可能性は倍、が正解らしい。
<34-24>見通す力(池上彰)
日本の新聞は定期購読している読者がほとんどなので、「読者は新聞を毎日隅から隅まで読んでいる」ことを前提に書かれた記事が多くなっています。そのため、日本の新聞では、ニュースの現状や途中経過しか書かれていないことが多いのです。たまに何日か新聞を読んでいなかったような人が読むと、ニュースの全体像がつかめない、ということも起きてしまいます。これは、現在の新聞が抱える問題点のひとつだといえるでしょう。
<34-25>競馬勝てる天才、負ける凡人(里中李生)
若手や騎乗数の少ない中堅どころが馬の使い方に不満を言った場合、かなり信憑性がある。